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日本一ソフトウェアの著作物です。

最終章です。
前回のプレイログは以下のリンクからどうぞ。
PlayLog 11_深夜廻

クロのお墓の上に残されていたユイの遺言を読んだハル。
ぐちゃぐちゃに塗りつぶされた日記からは「わたしのせいだ」という一文だけが読み取れました。
深夜廻 10章 ~ハル~
先へ‥‥

もうどう考えてもハッピーエンドは迎えられそうにないのですが、いつまでもこうしているわけにもいかないので先へ進みます。

ぅえ??
いきなり始まったチュートリアル。
一瞬素で戸惑ったものの、この後の顛末を思い出して心底ゾッとしました。
この演出があるおかげで記憶喪失になったらやりたいゲームリスト入りです、深夜廻。
未プレイの方は出来ればネタバレなどは見ずにやってほしいゲームですね。
この記事をご覧になっている時点で手遅れですけれども。

ユイを操作したゲーム冒頭のチュートリアルとまったく同じように進んでいきます。

途中で引き返してみましたが、ダメでした。
諦めて‥‥はいませんが、ひとまずは言うことを聞いてやろうと思います。

遂にここまで来てしまいました。
途中気になる石像?のようなものがありましたが、調べることはできません。

いつでも引き返せるよう時々退路を確認しつつ、先へ進むと‥‥。

‥‥う、うわぁあああああ‥‥。
引き返そう
これはどう見てもどう考えてもバッドエンドルートです。
さすがにいたいけな少女の首つりを2回も見たくはありません。

そういえば掲示板も言ってましたしね、無視して山をおりろと。
ということで引き返そうとしたら、メモを拾いました。
・・・あしたは
はなびのひ。
わたしはハルといくって
やくそくをしてる。
もうハルはひっこしちゃうけど
いつか、いつか
またハルとはなびがみれるといいな。

遺言と言ってることがちがう‥‥。
このメモを見る限り、ユイが死ぬほど絶望していたようには思えません。
それがなんで‥‥えぇ‥‥?
ここにきて疑問は増えるばかりですが、とにかく引き返すことにします。

来た道を戻っていくと、チュートリアルと同じ声(フォント)で先へ行くよう促して来ます。
無視です、無視。

声を無視してどんどん戻っていくと、だんだん声を掛けられる頻度が高くなっていきます。



あまりに声がしつこいので、石像の前まで来た時にはさすがのハルちゃんも爆発寸前です。
ここで例の合言葉、「もういやだ」と口にすると‥‥。

駆けつけたコトワリさまが石像をぶっ壊しました。
たまたまハルより先に目に入ったモノが手首足首頭完備の石像だったのか、ハルが感じた通り助けてくれたのかはわかりませんが、石像を壊したコトワリさまはそのまま消えてしまいます。


ただでさえ幼い子供の深夜徘徊なんて補導ものなのに、加えて銃刀法違反とか大丈夫なのかと余計な心配が募ります。
小さな穴の中へ
早く下山した方がいいとは思いますが、目の前で空いた穴も気になります。

ここまで来たら毒を喰らわば皿までです。
穴に入り、洞窟のようなところを進みます。

行く手を遮るかのように張り巡らされた赤いクモの巣を、さきほど拾ったタチバサミで切っていきます。
説明文の物騒さとは裏腹に、ずいぶん健全な使い方でホッとしますね。

時折視界がモノクロに染まり、洞窟を進むユイの姿を見ることがあります。
即死トラップが多いこの洞窟ですが、この過去視?で見るユイと同じ行動をすることで回避できるようになっています。

ユイに支えられながら洞窟を出るハルの姿も見られます。
ハルはここに来たことがあり、その時ユイに助けられたようです。
モノクロの映像は、その時のことを朧気ながら思い出しているといったところなのでしょうか。

泣きながらも気丈にハルは進みます。
ちなみにマップを開いても、目的は表示されません。空欄です。

奥へ進むと横スクロールマップに。
あのイヤな声が響く中、奥へ奥へと進みます。

うわぁ‥‥プレイしてる最中は気付かなかったんですが、ここユイの首つり死体がたくさんぶら下がってる‥‥。

結局山で会ったユイはなんだったのか、このユイはなんなのか。
そもそもなんでハルはここに来てユイに助けられる羽目になったのか。
ハルを助けたユイがなぜ自ら首を吊ったのか。
数々の疑問はありますが、ハルはユイに必死で話しかけます、が‥‥。

VS ?????

どこかで見たことがあると思ったら、1章ユイパートでアイテム画面に乱入してきたお方です。
今作のラスボスはこいつ。
まさか本当にチュートリアルさんが元凶だったとは。

ラスボスらしく、さすがに攻撃が激しいです。
時々話しかけてくるので、全部逆らいましょう。
はしってニゲロと言われたら、その場で止まればOKです。
攻撃を避けながら、赤い蜘蛛の糸を切っていきます。
4回切ったらクリアです。
・・・きる。

謎の巨大オバケを撃退したハルはユイに駆け寄りますが、ユイは山で見せたあの異形の姿になってしまい、ついでにラスボスもしつこく「カワイソウカワイソウ」「イッしょニキてあゲテ」などとのたまいます。
逃がさないとでもいうように、ハルの左手に赤いひもが巻き付いてきます。


いくらタチバサミでひもを切っても、際限なく左手にからみついてきます。
「ひもをきる?」で「やだ」の選択肢を選ぶと、もう一度聞かれます。

‥‥何を、でしょうか。
永訣
なにを、とは言いませんが切ることを決意したハルは、ユイに向かって「もう、やめよう・・・」と訴えます。
ずっといっしょにいられなかったこと、助けてくれたのに助けられなかったこと、ちゃんとさよならが言えなかったことを何度も何度も謝ります。
そして最後にあの言葉を口にします。



ハルは自分の左腕とともに、いろいろなものを断ち切ったのでした。
エンディング

道中の洞窟で見たモノクロの映像と同じように、ユイはハルを抱えて帰路を辿ります。



ユイは何も言わずに、黙ってハルを抱えたまま歩き続けます。
ふたりで花火を見た裏山の登山口。
チャコがふたりを待っていたかのように出迎えてくれました。

そしてスタッフロールへ‥‥





深夜廻を終えて
ユイといっしょに帰りたかった。
感想としてはこれに尽きます。
どんなにご都合主義でもいいから、ユイを助けたかった。
でもそれが出来なかったからこそ、このゲームが好きなんだと思います。
なんとしてでも助けたかったと思わせてくれた、っていうのが、ほんとうによかった。
後半、丸1日かけてぶっ続けでプレイしていました。
林からエンディングまでなので、5章~10章をまとめて。
それまでは1日1章ペースでのんびりやっていたんですが、先がどうしても気になってしまって。
いろいろあってブログ更新はずいぶん遅くなってしまったのですが、下書きはプレイしつつ書いていたので当時の心境なんかは十分反映されていると思います。
とはいえ、後半に行くにつれもう言葉が出てこなくなってプレイログというかなんというか、って感じですけれども。
雰囲気で楽しむゲームだと思うので、このプレイログを読んで面白そうだなと思ったら買って損はないと思います。
出来ればご自身でプレイされる際は、頭を一発ぶん殴って記憶を失ってからどうぞ!
クリア後のオマケ要素も、特に前作のファンは必見です。
あとは‥‥そうそう、スタッフロール後に差し込まれるこの一幕。


まさかこう繋がるとは思わないじゃん。
ハルにはもう見えないようだけれど、ユイが笑顔でいてくれてよかったです。
それではこれにて、深夜廻本編のプレイログはおしまいです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!