この記事にはゲーム「深夜廻」のネタバレが含まれます。

9章ということで、物語もいよいよ終盤。
前回のプレイログは以下のリンクからどうぞ。

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PlayLog 10_深夜廻

コトワリさまの神社でのゴミ拾いボランティアが終わったところから続きです。

深夜廻 9章 ~ハル~

神社に奉納された呪詛

コトワリさまはいわゆる縁切りの神様なのか、神社にある絵馬は物騒な内容のものがほとんどです。

絵馬には恨み言がたくさん

「・・・びょうきとエンを
きれますように。
もういやだ。」

「・・・あいつが いなくなるように。
しね、しね、しね、しね
しね、しね、しね、しね
もういやだ。」

「・・・わたしに ぼうりょくをふるう
カレとおわかれができますように。
そしてカレが
ふこうになるように。
もういやだ。」

「・・・ちちおやとの
エンがきれますように。
にどとかおを
あわせることがないように。
もういやだもういやだ
もういやだもういやだ」

うわぁ‥‥読んでて胃がずーんってなる‥‥。

ちょっと気になるのが父親のことを書いたもの。
もしかしてユイ? って思ったんですが神社の寂れ方を見るに無理があるかなぁ‥‥。
ユイが書いたものだとしたら、暴力を振るう彼との縁切りを願った絵馬はユイの母親が書いたものだと思うんですよね。
実は内縁でしたー、とかだったらカレでもおかしくはない‥‥かと。
‥‥母親に連れて来られて、書かされたのかなぁ‥‥なんて思ってしまいました。

合言葉みたいに使われている「もういやだ」

ゲームからは逸れますが、なんとなく実際の縁切り神社の絵馬というものが気になってGoogle検索で調べてみた(※閲覧注意)んですよ。SAN値削れました。
怨念ってマジであるんだなってはじめて実感した気がします。下手なグロ画像より気持ち悪かったです。こういうのダメです。

‥‥縁切りを願うこと自体はよいと思うんですけど、なんで相手の不幸まで願うんでしょう?
相手が不幸だろうがそうじゃなかろうが、縁が切れた時点で自分に一切関係ないじゃないですか。
誰かの不幸を願うのは、縁切りじゃなくて呪いだと思うんですけど。
こんな願いごとばかりされたら、神様が呪物に成り果ててしまっても無理からぬことではないかなぁ‥‥。

神社をこえて

ゲームとは違うところで重苦しい雰囲気になってしまいましたが、気を取り直して山道を進みましょう。

木々の間を潜り抜けるようにして歩いて行くと、開けた場所が見えてきます。

・・・ユイ!!

ようやく‥‥!

長い長い探索の末、ようやくユイに出会えました‥‥!!

‥‥ですが‥‥ユイは座り込んで俯いたまま‥‥明らかに様子がおかしいです‥‥。

嫌な予感しかしません。

ハルが必死にユイの名前を呼びますが‥‥。

見る影もなくなってしまったユイ

ユイの悲愴は止まらず、ついにはその姿まで異形に変わってしまいます。

‥‥え? うそでしょ?? ニセモノ、だよね??

VS ユイ

呆然とする暇もなく、ユイ(?)との戦いに突入です。

ユイの攻撃

毎回スクリーンショットを撮る余裕がないボス戦ですが、今回はスクリーンショット多めでお送りします。

撮る余裕があるんです‥‥。
というのもこのユイ(?)、明確にハルを狙ってくる攻撃ももちろんあるんですけど、動かなければ当たらない攻撃も多いです。

‥‥ハルが逃げようとしなければ当たらないんです、そもそも。

それに気付いた瞬間、ものすごく悲しくなりました‥‥。
あ、これたぶんニセモノじゃないな、って思って‥‥。

凄い形相のユイ

攻撃をかわしていると、時々オバケ形態からユイの姿へ戻ります。
そのときに頭を抱えて震えるユイに3回話しかければクリアです。

話しかける度に心を抉られます

さみしい、とハルの名前を繰り返し呼ぶユイが痛ましいです。

この時ばかりは、ハルが下手に攻撃手段を持っていなくてよかったと思いました。
たとえこのユイがニセモノだったとしても、攻撃するのはイヤです。

話しかけ続けて3回目。
少しだけ落ち着いたかのように見えるユイはハルの名前を呼び‥‥。

チャコを託して、消えてしまいました。

ユイが消えて残されたリボン

詳細画面‥‥

あぁ‥‥やっぱり、ほんとうにユイだったんですね‥‥。

先に進もう

ユイの遺したリボンを拾い、ハルは更に先へと進みます。

チャコとした「ユイを連れて帰る」約束を果たせなくなってしまったので、せめてユイが死んでしまった理由を知りたかったのでしょうか。

山道を進んでいくと、古びた掲示板がありました。
”やまにいるとき かたりかけられることばに へんじをしてはいけない”と書かれています。

ハル「・・・どういうことだろう?」

掲示板の忠告を胸に刻みつつ、更に山を登ります。
なんだか妙に見覚えのある広間に出たなと思ったら‥‥。

クロのおはか‥‥

そうでした。チュートリアルでユイがクロを埋めた、あの場所です。

小さいお墓の上には、きれいにたたまれた紙が置いてあります。
それを拾ってみると‥‥。

ユイの手紙2通目。

手紙はこのゲーム冒頭で表示されたユイの日記と同じ文からはじまります。

 

もうすぐ、なつがおわります。
わたしはしょうがくせい。
なまえは ユイ といいます。
きのう、たいせつにしていた
こいぬのうちのいっぴきが、
しんでしまいました。
とてもつらくて、
かなしいことでした。

さいしょに、おとうさんがいなくなって
おかあさんはヘンになってしまってた。
だから、
わたしはハルをたよりにしてて
ハルとトモダチでいれたなら
それでよかった。
でも、ハルは、なつがおわると、
とおくのまちへひっこしていく。
わたしのたいせつにしているものは
どんどんわたしからはなれていきます。

おわかれは、いつも、いたくて、つらくて、
たえられません。

もう、なにもほしくない。

 

ユイの遺言を読んで

ハルの日記 9章「ユイ」

最終章へ‥‥

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