あの忌まわしい島根の旅をもう一度~プレイログ0|√Letter(ルートレター)
この記事には√Letterのネタバレが含まれます。
PlayStation Storeの年末年始セールにて、ワンコインの出血大サービスで提供されている√Letterというゲームをご存知でしょうか。
このゲームと出会ったのは昨年の夏の終わり、3か月半額キャンペーンを実施中のPlayStation Nowの中でのことでした。
「私は人を殺してしまいました。罪を償わなければなりません――」という手紙からはじまるミステリー。
そんな紹介文を読み、面白そうだなと思ってさっそくお気に入りに入れました。
そして後日時間が出来たからとプレイを開始。
序盤に出てくる手紙でさっそく心を折られかけました。

かつての文通相手、亜弥からの最初の手紙。
仲の良いクラスメイトを「チビ」「サル」「ガリ」「デブ」「ビッチ」「メガネ」などと紹介する女からの手紙など、怖くて返信したくありません。

綺麗な字?
友人たちの悪口としか思えないあだ名が気になって、これは果たして特別綺麗といえる字だろうか?などと考える余裕もありませんでした。

上の手紙に対する主人公の返信
初プレイはこの手紙の返信を選び、舞台である島根に着いたところでやめました。
この時点で言いようのない不安のようなものをひしひしと感じていましたが、この後不安は的中し、主人公の理解できない言動に本気で苛立ちながら終始プレイすることになります。
全ルートをクリアしたときは虚しさを帯びた達成感すらありました。
無駄な時間を使ったな、とまで思いました。
なのに買っちゃったんですよ、Vita版。
セールで、ワンコインで。
気の迷いというか血迷ったというか、アレです。
プレイ数時間後にはタイトルすら忘れるような凡作よりは、尖った個性のある駄作の方が強いっていうのは本当だなって話です。
悔しいんですが、この√Letterという作品には自分の琴線に触れる何かが確かにありました。
それが良い感情を引き起こすものではなかったのは明白なんですけれども、心を動かされたということに変わりはありません。
そんなわけで√Letterプレイログ、不定期に綴っていこうと思います。
(主人公マックスの奇行を)おたのしみに!